【Birthday】タマさんへの手紙 後編

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タマさんへ

生きていてくれて本当によかったよ。
10歳を過ぎていたってことだったから、思いたくなくても最悪の事態が頭に浮かんでいたのは事実。
左の前脚が見えないって聞いてたし、僕が駆けつけたときもよく見えなくて・・・

その日は夜だったから声をかけるだけにして帰ったんだけど、あなたのことが気になって眠れなかったんだよ。
夜中に何度も様子を見に行こうか悩んだんだけど、怖がらせちゃいけないと思ってじっと夜が明けるのを待ったんだ。

そうそう、あなたが身を潜めていたところ、僕のマンションの隣の廃屋みたいなところだったんだよ。
もっと早く気づいてあげればよかったね。。。

夜明けとともにあなたの様子を見に行ったら、奥のほうでまだ寝ていたよね。
「タマさん、来たよ」って声をかけたら、左前脚を浮かせて不自由に歩きながら「ニャー」って出てきてくれたよね。
もうね、この時を逃がしたら二度と会えないような気がして・・・

無我夢中であなたを抱きかかえたんだよ。

気がついたら、あなたは僕の家の中をパトロールしていたね。
暴れることもなく騒ぐこともなく、ちょっとだけニャーニャー言いながら、気が済んだら僕のベッドの上でじっとしていたよね。
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じつはその時、あなたの左前脚を見て、たいしたことないなって思ってたんだ。
ちょっとケガしてるけど、少ししたらすぐ治るだろうって。

幸いなことに、なぜか数日前に「ふうん、ここに動物病院があるんだ・・・」って近所の病院を見つけていたんだよ。
すぐに電話番号を調べて連絡したんだ、診療開始よりもずいぶん早くにね。
親身になっていろいろと聞いてくれて、すぐに連れてきてくださいってことだったので、あなたを洗濯ネットに入れてダンボールで連れて行ったんだ。
でも、洗濯ネットいらなかったね、自分から入ったし全然暴れなかったもんね。

「今日から僕がこの子の面倒を見ます!だからできることは全部やってください!」
「この子が苦痛を感じないようにお願いします!お金はいくらかかってもかまいません!」


シャンプーや爪切りや耳そうじやノミ取り、血液検査や尿検査もやってもらい、午後からはケガの治療だったね。
先生も消毒だけで済むと思っていたらしいんだけど、肉球が断裂して開放骨折も2カ所、さらに化膿もひどくて予想外に難航するかもって言ってたんだ。

全身麻酔で手術もしたね、よくがんばったね。

あとで聞いたんだけど、もう2〜3日遅かったら切断は避けられなかったらしい。
そして、このまま誰にも見つけてもらえなかったら、化膿したところから菌が全身に廻って、たぶんそのまま・・・
そんなふうに先生が話してくれたんだ。

だから、あの時がきっと最後のチャンスだったのかもしれないね。










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僕の家で過ごす初めての夜、トイレもちゃんとできたね。
きっと痛いはずなのに、騒ぐことなく静かに過ごしていたね。
でも、この時は化膿を完全に取るために傷口を開けたままだったんだよね。










お腹が空いてたのか、ご飯もたくさん食べたね。
最初の日、病院で計ったら体重は2.6kgしかなかったんだよ。
たぶん、一週間ほとんど何も食べてなかったんだね。
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写真を撮ろうとしても待ちきれなかったもんね。










ほとんど毎日病院にかよったよね。
傷の洗浄と消毒も、暴れることなくおとなしくがんばったね。
そういえば、病院に着いてもキャリーの中で固まっていたね。
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でも、帰るときは急いで入ってたよね、「じゃあな!」みたいな感じで。










この頃は、ホントによく寝てた気がする。
食べて寝て、しっかり体力をつけようとしてたんだね。
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おかげですぐに体重は4kg近くになって、みるみる元気になっていったよね。










全身麻酔での手術を2回、その後も驚異的な回復力で、少し余裕が出てきたのか、バンテージを噛み噛みしてほどこうとするようになったよね。
だから、僕はあなたのためにこんなものを作ったんだ。
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これで肘まで届かなくなったんだけど、ちょっとカッコ悪かったから・・・










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ね、よくなったでしょ。










いっぱい病院にも行ったから、先生も看護師さんもタマさんが来るのを楽しみにしてくれてたね。
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看護師のお姉さんにいっぱい甘えてたね。










2012年12月・・・年内にはケガが治って包帯が取れるかもしれないって聞いたんだ。
タマさんのケガが治って、もっといっぱい走り回ったり、日向ぼっこできたり、いろいろ探検できたり・・・
そんな元気いっぱいなタマさんが見たくて、僕は引っ越すことにしたんだ。
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そして、2012年12月25日・・・
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2ヶ月に及んだケガの治療も終わり、晴れて左前脚の包帯が取れたんだよね。
本当によくがんばったね。
きっと毎日お利口さんでがんばったタマさんへの最高のクリスマスプレゼントだったんだよ!










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新しいお家も気に入ってくれたみたいでよかった。(不機嫌そうな顔だけどねw)










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陽射しがたっぷり降り注ぐ、ふわっふわのラグでのんびりしたり・・・










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本気で飛び跳ねたり・・・










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日向ぼっこしたり・・・










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いろいろ自由にやってるね。










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読書もできるし・・・










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おすまし顔も得意だよね。










タマさん、あなたと一緒に暮らすようになって、あなたは僕に大切なことをいろいろと教えてくれたね。
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もう、外にいた頃のように、寒くないし暑くないし、美味しいごはんもきれいな水もたくさんあるからね。

これからも、いつまでも元気でいてくれることを願っているよ。

タマさん、いつもありがとう。





「あなたがその猫を選んだのではなく、猫があなたを選んだのです
あなたがその猫を飼っているのではなく、猫がいつもあなたの傍にいようとするのです」   ジャンナッツ・ドレス






追伸へ続く)
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by yossy-kmt | 2013-11-01 01:25 | 出来事
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